2012年9月26日水曜日

place


目覚めてからシャワーを浴びるまでの間を大切にしたい。

朝家を出てから、職場や学校に行くまでの間を大切にしたい。

授業と授業の間を大切にしたい。

夕方から夜になる間を大切にしたい。

あなたに会いに行く道の途中を大切にしたい。

ページから目を逸らし、再び文字をひろうまでの間を大切にしたい。

注文したコーヒーが出てくるまでの間を大切にしたい。

酔いが醒めてから寝付くまでの間を大切にしたい。

そんな間の大切さに気付くような場所をつくりたい。


2012年9月13日木曜日

先生のアトリエ








僕は油絵を描いていた。
その間の約5年、このアトリエに通っていた。

野間隆という、洒落たじいちゃんが先生。

埃を被った先生の若い時の作品をひっぱり出したり
棚の中の画集を読みあさったり
新作を描く手元を眺めたり、全てにどきどきしていた。

師匠である野間先生の影響で、描いていたのは主に鹿児島の風景ばかり。
よく二人でスケッチにも行っていた。

夏に実家に帰った際、一年ぶりにアトリエを訪ね、
近況を報告した。

そして後ろめたく、申し訳なくて「油絵以外も色々やってます」と
ずっと濁してきていた「油絵をやめた」ことをきちんとお話しした。
今やっている、これからやっていきたい活動のこととともに。

嬉しそうに「きみは、こんなこともやっとったんかあ〜!」と
笑って言っていたので、ホッとした。
胸を張ってやりたいことをやっていきたいと思う。








2012年9月2日日曜日

鹿屋のことと【お知らせ】



実家のある鹿児島に帰省した時に
鹿屋のあちこちをまわるツアーに参加させてもらった。

自分ひとりで行くとなると足が向かなかったであろう、
自分たちで育てた豚でハムやベーコンを作っている小牧場や
花やハーブを無農薬で作っている農園。

なんでこんなに面白かったのだろう。

その地域で仕事をしている人を知り、少しだけでも深く掘り下げる。
会いに行く、話す。

鹿屋だけでなく、色んな土地でもこの面白さは見付けられるだろう。
面白いと思う人や場所を見付けて、そこにフットワーク軽く行くことが出来る
そんな風通しの良い土地の風景を見たいです。



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【お知らせ】

トッテの、フリーペーパーでは紙面構成、装飾その他の仕事では「布」を担当している福田藍が染色の勉強をしにインドネシアに一年間留学します。
どうなって帰ってくるか楽しみです。
トッテのこの一年間は、(たぶん)和田との二人体制で活動していくと思います。
その時その時で形を変えながら柔軟にやっていけたらと思います。
今後ともトッテと、それぞれ個人の活動をよろしくお願いします。

トッテ 中村友貴