千年一日での展示が始まって、早くも期間の半分経ちました。
トッテの三人のルーツやバックグラウンドになっている本を
それぞれ持って来て置いてます。
今日はそのなかから中村の一冊を紹介します。
岩下三四画集。
ぼくの絵の先生の先生だった人。
もうずいぶん前に亡くなられた。
結局、絵を描き始めてからお会いすることはなかったけど、
作品は色々な場所で目にしました。
鹿児島の湿度を、温度を、色を、
こんなにぴたりと絵に表せる画家は
岩下先生以外に出会ってないです。
そこに暮らしているからこそ
見逃しがちな、そこにあって当たり前の風景(桜島とか)を
「良いんだ!」って再認識させてくれた画家。
それが岩下先生の伝えたかったことかはわからないけど、
岩下先生の絵に出会ったお陰で、
故郷というかローカルなものの魅力に気付いたし、
大好きな風景を求めて街に出向くきっかけができました。
ぼくの本当のバックグラウンド。
表紙に絵の具、中にも絵の具のついた指の跡が。
ぼくも必死に描いてました。
いつか、然るべき場所とタイミングで、回顧展とかではなしに
岩下先生の絵を通して鹿児島を見てもらう機会を作るのが夢です。
美術室からこっそり拝借した一冊。
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