2012年の四月に千年一日珈琲焙煎所で行われたBOOK WARMというイベントで出会った宗田佑介さんの個展を見に、辻堂のLAMA coffeeへ行ってきた。
そのイベントで宗田さんは歌をうたい、帰り際にスケッチブックを見せてくれた。彼のスモーキーな歌声も、さらさら描かれたスケッチも印象に残った。twitterにアップしている絵も、好きだと感じた。そんな出会いもあって、宗田さんは気になるひとのひとりだったので、今回の展示はぜひとも行ってみたかったのだ。
展示では、神奈川から岡山に引っ越したあとの青一色で描かれた風景画があり、このシリーズがとても好きだった。僕の知らない岡山や瀬戸内の風景。そこに描かれた風景がきれい、という理由だけで好きだと感じたのではない。
風景画は、風景を画家のまなざしを通して描かれる。揺れ動く景色を描く風景画は、写真とは違い、一瞬を切り取る必要はない。紙の上で、それぞれの景色の時間や季節が流れ出す。なんてことない風景を、青い絵の具だけを使い、おおらかに描いた宗田さんのまなざしに共感し、好きだと感じたのだろう。
僕は中学、高校と風景画を描いていた。仮定の世界はありえないけど、もし今も風景画を描いていたら、こんな絵を描いていたかったと強く思った。そんなあこがれも含め、宗田さんのまなざしにふれることができた良い展覧会だった。
風景画は、風景を画家のまなざしを通して描かれる。揺れ動く景色を描く風景画は、写真とは違い、一瞬を切り取る必要はない。紙の上で、それぞれの景色の時間や季節が流れ出す。なんてことない風景を、青い絵の具だけを使い、おおらかに描いた宗田さんのまなざしに共感し、好きだと感じたのだろう。
僕は中学、高校と風景画を描いていた。仮定の世界はありえないけど、もし今も風景画を描いていたら、こんな絵を描いていたかったと強く思った。そんなあこがれも含め、宗田さんのまなざしにふれることができた良い展覧会だった。