『雨乞いの仮面展』
“雨を乞う仮面”というテーマで、こんな物を見せてくれるんだ!と興奮した。
素材と素材を結びつけるスルドイ一針、ストーリーを上から下まで運ぶ絵筆。信仰なんてあるもんか、と思わせる現代に説得力と存在感を持って生み出された「雨よ降っておくれ!」8つの仮面。作り手のアプローチは、表面的な装飾にとどまらない。仮面をつけ、雨を乞い踊り、その結果雨が降り歓喜する。または、土砂降りの雨、災害…自然の力に恐れおののく。そんな場面まで想像させる。人間は、想像し表現する。その面白さをこの展示に見た。
行くことは出来なかったが、関連イベント「イメージの造型、アートへの扉」「ホピ族の雨乞い仮面舞踏〜仮面儀礼のいま〜」という二つのレクチャーも非常に気になった。7月12日には、仮面をつけてのパフォーマンスがある。企画が、展示が立体的に動き出しそう。『雨乞いの仮面展』は、荻窪の6次元にて明日6月15日までの開催。
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